11/21 おはようドクターイエロー|パンタグラフの“使い分け”の理由
おはようございます。
今日は、ドクターイエローの “パンタグラフの使い分け” について、少しだけマニア向けの話を。
ドクターイエローには 2つのパンタグラフがありますが、検測は、進行方向の“前側”のパンタグラフが検測用のパンタというルールがあります。
一方、進行方向の“後ろ側”のパンタグラフは、一般の新幹線と同じように 電源を取り込むための通常運用パンタ(終電パンタ) です。
では、検測中に前側を使う理由は何か?
それは、前のパンタグラフが受けた風の乱れや“たわみ”の影響を後ろ側が拾ってしまうと、架線状態を正確に測定できない可能性があるから。
検測車であるドクターイエローは、架線の状態を“生データ”として正確に取りたいため、乱れの影響を受けにくい、進行方向側を検測パンタとして使用しているんですね。
こういう細かな運用ひとつひとつに、線路と架線の安全を守る“職人技”が詰まっています。
今日もいい日になりますよ〜に!
